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建築日記

ポルトガル建築5

今日もアルベロ・シザ最近作で非常に気に入っている作品を紹介します。残念ながらまだ実際に見ていません。是非行きたいのですが?これは同じポルトガル圏のブラジルの南部ポルト・アレグロにある美術館です。コンクリート打ち放しのもので個人的に非常に気に入っています。何これという方がいるかと思いますが?
ポルトガル建築5_e0235528_953457.jpg

今まで美術館は色いろ見てきたと思いますがその中でも実に得意なモノに入りますが実際に見てみたい気持ちに駆られます。とう申しますのはきっと形は奇異とは思いますがきっとこの場所に馴染でいるからでしょう。彼の作品は前にも申したとおり、形を作っていく場合、周りの状況を読むこと、つまり文脈を読むことから入りますので、しっくりなじむと考えます。この建物の場合はこの建物の置かれた敷地というより環境は写真にあるとおり川沿いにあり崖に挟まれた格好です。そんなところから出てきた発想が波をイメージして作ったと言われていますが、これとは全く違う無骨な手が特徴になっています。なんと表現したら良いかわかりませんが、打ち放しのアームにがんじがらめになった人間というべきでしょうか?そこには悲惨な形があるように見えますが、一点エロチックなブラジル美女にも見えます。これを最初写真で見たときアントニオ・ガウディのカサミラを思い出しました。日本では考えられない造形がバルセロナでは実に馴染んでいました。街に溶け込んでいました。
ポルトガル建築5_e0235528_10233280.jpg

ポルトガル建築5_e0235528_10235047.jpg

これら写真すごいでしょ!美しいと感じるのは私だけとは思いません。決して新しい言語ではないのですよ!でもできる空間は普通ではない。でも材料は普通。この辺が実にタイムリーと考えます。一概には言えませんが、坪単価を増やすのは実に簡単ですが、素晴らしい空間を作ることにはつながりません。会にも建築を履き間違えている人がいますが、本物の建築は材料は実に簡素です。そこには空間があるからです。住宅も同じです。材料は普通であるべきです。工法も普通で結構です。しかし出来るものが、施主にとり融通無碍のものならばそれが一番と考えます。



by 3tsuda | 2012-05-19 10:55

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