建築日記

<   2012年 05月 ( 8 )   > この月の画像一覧




今年のクレマチス

今年のクレマチスは越冬して花を付けました。年々花が小さくなっていきます。栄養が足りないのかわかりません。
e0235528_949434.jpg

[PR]



by 3tsuda | 2012-05-25 09:49

ポルトガル建築6

今日はもう一人の気になる建築家、日本語名はエジュアルド・ソウト・デ・モウラ(Eduardo Souto de Moura)の建築です。彼は一時前回までご紹介したアルベロ・シザの事務所にいたことがある、今年60になる建築家です。やはりミニマルなモダンな建築家というよりかなりミース・ファン・デル・ローエから影響を受けていると思います。彼の作品は残念ながらひとつも見ていませんので、紹介するのは難しいですが、私なりに感じたところをお話したいと考えております。
e0235528_8483035.jpg

まずこのプランを見てください。家の周りいわゆる外部空間が敷地いっぱい使われています。日本の場合は建物の周りが庭になっており、明快に外部と建築とがはっきりしていますが、この場合はこの境界が曖昧です。意識しているのでしょうか?植栽等一切書き込まれていませんおでますますわかりません。これが彼が描いていることですね。つまり外部と内部の境をとり家を大きく見せることです。ビジュアル的にではなく実利的に大きく使うことです。
e0235528_922391.jpg

[PR]



by 3tsuda | 2012-05-23 10:12

ポルトガル建築5

今日もアルベロ・シザ最近作で非常に気に入っている作品を紹介します。残念ながらまだ実際に見ていません。是非行きたいのですが?これは同じポルトガル圏のブラジルの南部ポルト・アレグロにある美術館です。コンクリート打ち放しのもので個人的に非常に気に入っています。何これという方がいるかと思いますが?
e0235528_953457.jpg

今まで美術館は色いろ見てきたと思いますがその中でも実に得意なモノに入りますが実際に見てみたい気持ちに駆られます。とう申しますのはきっと形は奇異とは思いますがきっとこの場所に馴染でいるからでしょう。彼の作品は前にも申したとおり、形を作っていく場合、周りの状況を読むこと、つまり文脈を読むことから入りますので、しっくりなじむと考えます。この建物の場合はこの建物の置かれた敷地というより環境は写真にあるとおり川沿いにあり崖に挟まれた格好です。そんなところから出てきた発想が波をイメージして作ったと言われていますが、これとは全く違う無骨な手が特徴になっています。なんと表現したら良いかわかりませんが、打ち放しのアームにがんじがらめになった人間というべきでしょうか?そこには悲惨な形があるように見えますが、一点エロチックなブラジル美女にも見えます。これを最初写真で見たときアントニオ・ガウディのカサミラを思い出しました。日本では考えられない造形がバルセロナでは実に馴染んでいました。街に溶け込んでいました。
e0235528_10233280.jpg

e0235528_10235047.jpg

これら写真すごいでしょ!美しいと感じるのは私だけとは思いません。決して新しい言語ではないのですよ!でもできる空間は普通ではない。でも材料は普通。この辺が実にタイムリーと考えます。一概には言えませんが、坪単価を増やすのは実に簡単ですが、素晴らしい空間を作ることにはつながりません。会にも建築を履き間違えている人がいますが、本物の建築は材料は実に簡素です。そこには空間があるからです。住宅も同じです。材料は普通であるべきです。工法も普通で結構です。しかし出来るものが、施主にとり融通無碍のものならばそれが一番と考えます。
[PR]



by 3tsuda | 2012-05-19 10:55

ポルトガル建築4

今日もシザの建築を紹介したいと思います。
このようにある建築家の紹介をしているとやはりその中に自分の好みがやはり入ってくるわけで知らないうちにいま自分が興味を持っていることにつながっていきます。これから紹介する建築はみようによっては倉庫と見間違える?普通かもしれませんが、いややはり普通ではないのです。素晴らしい一言です。このように使用する言語は普通ですが結果はすこぶる普通ではない。ここになんども言うわけですが可能性が横たわっています。
今日は彼の代表作のサンタマリア教会をお見せしましょう。
e0235528_1013031.jpg

e0235528_10131839.jpg

e0235528_10133363.jpg

e0235528_10225120.jpg

これでも教会です。中に入ると教会がわかりますが、外見は下手をすると倉庫にみえますが何か違います。コーナーをくり抜くカーブが対称にあり何か違うと予想できます。それから開口部が限定されていることに気づき、倉庫とはかなり違うことがだんだんと分かってきます。入口になると高さ10メートルのドアがあるだけですがこれにド肝を抜かれます。我々は建築をやっているものですのでどうしてこんな大きなドアが成り立つのか考えてしまいます。丁番を沢山付ければ良いのですがうまく行くのかを考えてしまいがちです。こんな大きなドアが機能出来るのか?そして中に入ると身廊が祭壇まで伸びています。ヨーロッパの協会を見た方ならみなさんお分かりと思いますが、教会の内部はおおかた対称形が圧倒的です。まずこの観念を崩しています。一方は垂直の壁で直線座ると外を見ることができる横長のスリット窓反対の壁は局面で出来ており光はトップサイドから入ります。この空間に置けるそれぞれのスケールが実に面白く垂直性を感じます。この垂直性はドアの高さにも関係してるのでしょうが、人間を超えた大男がこの教会に住んでいることを感じさせます。
とにかくスケールも全て違うのです。近代の我々が大学で学んだ形態言語を使っていて異質な空間ができるのです。奇形な形を追い求める必要がありません。近代建築はともすると地域からの乖離や建築伝統の否定という側面が出てきますが、彼の建物は見事に風土に調和して独創性を十分発揮しています。このへんに彼の建築に惹かれる何かがあるように思います。今の時代は特殊な材料を用いて一品生産をするのもひとつの方法というより昔ながらの方法と考えます。家づくりの会でもそのようなスタイルの行っている人がいますが、何か古臭さを感じてしまいます。それから作家性を追求して奇想な建築を作るのも同じくふるさを感じてしまします。一番は安価な材料を使い、普通の形態言語を使い、建築を設計する姿勢が良いと考えます。ここで重要な位置を占めるのがやはりコンセプトではないかと考えます。次回にこのへんのことをいれお話したいと思います。
[PR]



by 3tsuda | 2012-05-18 11:27

ポルトガル建築3

今度はシザの中で特に私が好きな銀行ボルゲス銀行を紹介します。(発音は不確かです。Banco Borges and Irmao)最初の写真は銀行の立ち位置つまりロケーションを写しています。周りは古い建物がいっぱいあるヨーロッパでは普通の街並みです。ここに突如キュービックなしかもモダンな白い建物が現れます。
一見その置かれた文脈を壊すように思われますが、私は壊しているようには見えません。スケールも適切ですし何といっても、都市計画上の配慮つまり2つのレベルの違う広場を結ぶしつらえが建物の外とうちに作られていることである。
e0235528_11125540.jpg

e0235528_11141668.jpg

e0235528_1115897.jpg

e0235528_12581313.jpg

銀行のもつ公共性と都市における文脈をうまく解決した例であると思う。この辺が近代建築の言語を使い既存の文脈に入り、全く違和感がない秀作と考える。
[PR]



by 3tsuda | 2012-05-17 11:13

ポルトガル建築2

今日も引き続きポルトガル建築を考えていこうと思う。
シザが1971年〜74年にかけて建てたピント銀行があります。下図参照
e0235528_1053546.jpg

e0235528_1055832.jpg

この銀行は角地にあるわけですが、彼はどのように銀行を座らせたらよいかを考えた挙句、考え出されたのがおびただしい数の曲線です。すべての曲線がそれぞれ関連を持ちながらハーモニーを奏でる、この図面を見ていると絵画を見ているようで実に美しいです。そして出来た銀行が下の写真です。格好いいでしょう!ここに言葉では説明できないものがありますね?
そして月並みですが、ここに近代デザインの可能性が今だ深く横たわっています。
[PR]



by 3tsuda | 2012-05-14 17:55

ポルトガルの建築

以前ブラジルの建築をちょっと取り上げましたが、今回は同じ言語の大元であるポルトガルの建築をご紹介します。
ポルトガルから何を連想なさいますか?私はポートワインの国程度ですが、決して今は経済的には小国ですが文化的には大きな国と思います。私が知っているポルトガルは私が尊敬してやまないアルベロ・シザの国そして最近面白い建築を作っているエデュアルド・ソウト・デ・モウラの国です。シザとは私がニューヨークにいたころからコロンビア大学の公開講座に出かけていましたのでかれこれ25年前になると思います。出す作品が小品ながら寡黙でとても詩的でしたので,とても気になり、度々rizzoriという本屋に行き、彼の作品をいろいろ知り、一発で彼のファンになりました。後にプリツッカー賞(建築のノーベル賞)を受賞します。これほど近代建築の言語を使い、美しく詩的に建築を扱えるその類い稀なる能力の高さはさることながら、その背後になるポルトガル文化の高さをかんじざるを得ません。世界の5大陸でボルトガル語を話す人は2300万人いると言われています。決して多くありませんし、ヨーロッパ経済危機を招いた国として有名ですが、建築界では彼らは最前列にいると思います。
このレサのプールは彼の初期の代表作です。すごいでしょ!!
e0235528_17191447.jpg

プールの境界と自然の岩場が曖昧でありハッとさせられます。なんと美しい解決策であろうか!これがいわゆるモダンな回答であり。モダンデザインの可能性を示しているものであると当時思った次第である。この建築からが彼のキャリアーの出発点であり次々と問題作を世に出していった。
[PR]



by 3tsuda | 2012-05-13 13:12

震度7でも倒れない家2(ドラム缶と開放感がある家)

木童で今月の7日から25日まで家づくりの会5人展が開かれますが、私は震度7でも倒れない家を2題出品します。ひとつはドラム缶案を提案していますが、やはり開放感という意味で内向きになるためあえて2階リビングの案をつくりました。(ドラム缶と開放感がある家)コンクリート住宅だからできるもので構造はやはり一番強いRC造としています。これに免震をかませば倒れることは無いと考えます。直下の突き上げが想定外に大きい場合でも多分持ちこたえると思います。今免震もいろいろ出てきています。住宅に取り最も適切な免震とはないかを考えながら実現できればと考えています。実際に足を運んで見ていただければ幸いです。
e0235528_1123810.jpg

e0235528_1842013.jpg

[PR]



by 3tsuda | 2012-05-05 11:16

建築に関する考え
by 3tsuda
プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
未分類

フォロー中のブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

ブログパーツ

最新の記事

ブログ更新
at 2015-04-01 13:31
前回の画像から約1ヶ月が過ぎ..
at 2013-08-11 10:23
グリーンカーテン
at 2013-07-15 09:19
グリーンカーテン
at 2013-06-30 17:18
川越に行ってくる
at 2013-05-12 22:20

外部リンク

ファン

ブログジャンル

画像一覧