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建築日記

24坪の家

昨日から西新宿の木童にて24坪の家の9人の建築家による作品展示会を25日まで行なっています。
内容につき少し話したいと思います。
私は東北大震災の復興住宅として考えて、2案を提案してみました。安価で豊かな木の家を考えました。大きさは一律24坪です。皆さんそれは狭いとお思いの方も多いとは思いますが、一度プランを見てください。
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LDKで17.5畳で寝室で13.5畳はは取れていますので狭くはないと思います。問題はコンパクトな使い方の工夫が必要になってくると思います。つまり部屋を多角的にあるいは多目的に使うということでしょうか、そんな使い方が必要になり初めて成り立つのではないのでしょうか。そんな意味で土間のある暮らしと農家の田の自プランを合体したプランが漁師の家2です。この裏にはやはり核家族の推進に依る地域コミュニティーが脆弱化を少しでも回復したいことと家族の絆をもう少し強くしたいとも思いもあり考えた次第です。
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一方、漁師の家1は、核家族が進んだ漁師の世帯は私たちがよく設計しているいろいろな機能をもった部屋に分割された空間がそこにあります。この案の場合はLDKは24畳も取れ広々としています。しかも想定される敷地の条件は津波が来ない高台であるので、海を見通すことができると考えまして、どの部屋からも海が望め、海の様子を確認できるように考えています。そしてスキップフロアを使いさらに海を確認することを強調していると同時に小さな子供を持つ家族にふさわしい作りになっていて、実に豊かな木の空間があります。

どちらの案も津波に被災された方に少しでもお役に立てればと思い、作り上げましたが、東京近郊でも可能です。実際見積をお願いしたところは神奈川県の工務店であり、図面の通りでいきますと税込1500万円だいで出来ますが、設計費用は別途かかります。しかしながら特に敷地に大きな障害物がなければ、あるいは地盤改良等の地盤の変更等がなければ税込105万円で考えています。提案の10案全て価格と設計料は同じですのでご心配なく。但し工事監理も含まれていますので、敷地が遠方の場合は交通費は別途とします。その辺は別途協議が必要です。



by 3tsuda | 2011-11-08 15:03

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